ヒゲをなんとかしたい!って思うとき、ありますよね。
ヒゲ脱毛してしまえばてっ取り早いんですが、費用の面とか肌へのダメージとか、やはり気になります。脱毛せず、自然にヒゲを目立たなくする方法は無いものか?
そんな思いの中、僕が手を伸ばしたのはパイナップル豆乳ローションだった。
忘れもしない。僕が鈴木ハーブ研究所のパイナップル豆乳ローションに出会ったのは高校2年の夏。
僕は鼻下のヒゲと濃いあごひげに悩んでいました。
思春期真っ只中。見た目が大事。カッコいい男にひげは生えていない(偏見)。
ヒゲが濃い男なんてもてるはずがない。ましてや僕は高校生である。見た目でネガティブになるのはある意味仕方ないことだ。
そんな悩み多き高校男子が出会ったのが、雑誌の広告欄で見つけた「パイナップル豆乳ローション」だった。
今回は僕が高校時代にパイナップル豆乳ローションを一ヶ月毎日使い続けた結果、ヒゲに効果はあったのかをお伝えします。
パイナップル豆乳ローションとの出会い
僕がパイナップル豆乳ローションに出会ったのは高校2年の夏。
彼女が欲しくて欲しくてたまらなかった僕は、見た目を変えたいと思いました。
体型に関しては身長169cm、体重58kgとまあ標準体型だったので体格に関しては一般的。あまり気にはしていませんでした。
問題は…顔。いや、顔というよりはあご。あご、鼻の下に青く塗り込まれた水色ペンキのような濃厚な青ひげだった。
高校生にもなればひげの一本や二本くらい普通に生えてくるものだ。でも僕の場合はそんなヤワなもんじゃない。一般の高校生とは違っていたのだ。
漫画に出てくるキモい系男子そのまんまの、鼻下アゴ頬完全に一致状態の青ひげ男子であったのだ。
高校生。女子にモテモテの青春を過ごしたいと思うのは健全な男子なら当然のこと。こんな顔じゃモテライフとはお近づきにもなれない。
僕はこの青ひげ野郎をなんとか退治してやりたいと思った。
当時、スマホなんて便利な道具は無く、ましてや携帯電話すら「それ、ホントに流行るの?」状態。
時代のトレンドはポケベルだったのだ。
ネット検索なんてするわけもなく、僕がヒゲを薄くする方法を調べる手段は図書館か本屋さんしか無かった。
そんなある日。
近所の本屋さんで雑誌を読んでいた所、最終ページに広告が掲載されていました。
「パイナップル豆乳ローション」
むだ毛に悩む人のためのローション。抑毛のために使ってみよう!
今思えば僕の勘違いだったのですが、パイナップル豆乳ローションはヒゲを薄くしてほとんど無くしてしまうものだと思っていた。
パイナップル豆乳ローションを塗りまくる→ヒゲが薄くなる→生えなくなる(ツルスベ肌)→女子にモテモテ
こんな小学生でも信じない方程式が頭に浮かんでは膨らんでいった。
そうか。パイナップル豆乳ローションがあるじゃないか。欲しい。いや、絶対買おう!
僕は一ヶ月ぶんの小遣いを全部使い、パイナップル豆乳ローションを購入したのだった。
パイナップル豆乳ローションの成分と仕組み
脱毛と世間一般的に言われているのは大きく分けて以下の3つです。
脱毛 | 毛穴から毛を引っ張り出すこと。 |
除毛 | 毛穴よりも上の部分の毛を処理する。 |
抑毛 | 発毛を遅くする。 |
脱毛
脱毛は毛を根元から処理するため、その後の生えるスピードは遅くなります。
ちなみに、一生生えてこなくなるという永久脱毛はエステサロンでは不可能。永久脱毛は医療行為に当たるため、クリニックしか「永久脱毛できる」とは言えないのです。
除毛
除毛はひげ剃り(かみそり)、除毛クリームなど一般的な毛の処理のことを指すので普段の生活に置ける毛の処理は「除毛」と言えます。除毛クリームは肌へのダメージがあるものの、数分で毛をゴッソリ処理できるので忙しい人には向いていると思います。
抑毛
抑毛は毛を細くしたり発毛を遅くすることを言います。
パイナップル豆乳ローションはダイズ種子エキス、豆乳発酵液、果皮エキスなど抑毛に関わる成分を多く含んでいるので抑毛を目的としたローションであると言えます。
水、エタノール、ダイズ種子エキス、マンダリンオレンジ果皮エキス、豆乳発酵液、イリス根エキス、テトラヒドロピペリン、パイナップル果実エキス、ザクロ果皮エキス、パパイン、カルボマー、アルギン酸Na、BG、ペンチレングリコール、メチルパラベン
それぞれの成分と効果は以下の公式ページを見てもらえばしっかり理解できると思います。
パイナップル豆乳ローションを塗り続けた結果
パイナップル豆乳ローションを手に入れた僕はまるでロトの剣を手に入れた勇者のようだった。
怖いものなし。そうさ。パイナップル豆乳ローションさえあれば問題なしさ。
僕は毎日、それも朝と夜。
ひげを剃った後にパイナップル豆乳ローションをただひたすら塗りまくった。ローションといってもヌルヌルしてなくて、化粧水のように水っぽかった。たれやすいので片手で観音様のようなポーズを取りながらたれたら受け取る、塗るを繰り返した。
そんなにムキにならなくても、と言われるかもしれないが僕は本気だった。
僕の頭の中はすでにツルスベ肌のノー毛男になった自分の姿でいっぱいだ。
海にでも行けば、あの人なんだかカッコいいね!なんて言われるに違いない。夢は膨らむばかり。
塗り続けること1ヶ月…。
ついに、僕のひげはきれいサッパリ無くなり念願のツルツル男に!
…なれるわけも無く、ひげは無残にもそこにいた。
パイナップル豆乳ローションは効果無し?
パイナップル豆乳ローションを塗るだけではひげは普通に残っていた。
ヒゲがなくなることは無かった。
しかし、なんの効果も無かったわけではなかった。
朝起きるとジョリッとしていた僕のアゴは、ジョリッとまではいかずサリッとしていた。
アゴに触れても痛くない。ヒゲの一本一本が柔らかくなったような感じがした。
また、ヒゲソリ自体も前よりスムーズになり、うえぞり、したぞりを繰り返していたはずの僕の顔も、パイナップル豆乳ローションを塗り続けた結果、スッとシェーバーが進むようになったのだ。
ぶっちゃけ、ひげが無くなることは無かったが、柔らかくなったのはまぎれもない感想だ。
当然、僕自身の体験談であり個人差はあるだろうが、ひげの柔らかさ、そして肌の手触りに良い影響があった。
過度の期待は禁物だが、パイナップル豆乳ローションのおかげでやわらかお肌とほんの少しのヒゲ効果を得ることができたのであった。
だからといって、モテるようにはならなかったけど。
パイナップル豆乳ローションはパイナップルと豆乳の効果だけが注目されがちだが、実際はザクロやマンダリンオレンジなど果物系成分が多く、基本的には肌をしっとり、毛が処理しやすくなることをコンセプトに作られているようだ。
除毛クリームのような、顔に使うとヤバい成分は無いので安心してヒゲにも使える点は良いと思う。
女性のようなしっとり肌になることを考えると、やはり豆乳に含まれる大豆イソフラボン(女性ホルモンに近い)が働いているのではないかと思う。
基本的には男のほうが女より肌が柔らかく、毛も薄い。剛毛な肌男がパイナップル豆乳ローションで女性の肌に近づくことは良いことだと感じた。
パイナップル豆乳ローションでやり直し
パイナップル豆乳ローションは効果が無いわけではありませんでした。ただし、除毛ローションとしてとらえてしまうとその効果にはがっかりしてしまうと思います。
実際、除毛も脱毛もパイナップル豆乳ローションではできません!
パイナップル豆乳ローションを脱毛としてではなく、毛を細く、生えるスピードを遅くする補助的なローションだとイメージすると、なかなかに良いローションなんじゃないかと思いました。
高校生の頃に見かけたローションが、アラフォー親父になった今でも販売されているのはすごいことだと思います。問題があればもう生産中止になっていますよね。
今となれば、パイナップル豆乳ローションを塗り続けた頃が懐かしくも、うらやましく思う今日この頃です。若いってすばらしい。
行動力がケタ違い。
まあ、今からでも遅くは無いはずです。
僕の場合、パイナップル豆乳ローションは足、腕、腹毛を除毛を除毛した後の肌に使っています。顔の場合、除毛クリームは使えないので、きれいにひげそりをした朝、そして寝る前に塗っています。
お風呂上がりのきれいな状態の顔に塗ると衛生面でも良いんじゃないかと思います。
パイナップル豆乳ローションのおかげで除毛後の肌をいたわっているという感じ。除毛後の使用として断然オススメですね。
結論としてはパイナップル豆乳ローションで脱毛クリームのような即効で毛を取り除くことは不可能。除毛としてはオススメできませんが、お肌のうるおい、ムダ毛ケアとしてならアリですね。
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